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永く使えて愛着がわくお気に入りの一本に機械式時計を

ぜんまい仕掛けの腕時計!

かつて腕時計といえば機械式。ケースの中におもりが入った自動巻き時計は腕を振るたびにほんのかすかな音を立てながらなかのぜんまいを巻き上げ、手巻き時計は数日に一回竜頭をまわしてぜんまいを巻き上げていました。そして、朝のニュースの時報に時計を合わせてから出かけたものでした。近年は、安価なクォーツ時計やより多機能に進化し続けるデジタル式の電波時計に押されて機械式の腕時計は風前の灯です。しかし、機械式の腕時計のチチチチチチチチと細かく動き続ける秒針を見ると、1秒に一回しか秒針が動かないいかにも電気仕掛けといった現代の時計が何とも味気なく感じます。時計をあわせる、ぜんまいを巻く、調子が悪くなったらオーバーホールに出す、といったひと手間が必要ですが、慣れてくるとそのひと手間すらいとおしく感じます。

機械式腕時計がほしい。一本目は…?

現在、日本で機械式時計といえば国産か海外製の高級ブランドの時計が主流です。一方で嗜好の多様化を受けて安価でカジュアルなデザインの機械式時計も発売されるようになりました。それでは、昔の時計のように普段使いできる機械式腕時計は完全に消滅してしまったのでしょうか?結論から申し上げますと、日本の大手メーカーでは現在でも機械式腕時計の普及機の生産は続いています。しかしそれは、日本国内向けではなくインフラ整備が進んでおらず交換用の電池の入手に不安がある発展途上国の中級層向けの輸出専用品で通常は日本国内で発売されることはありません。しかし、機械式腕時計の熱心なファンのために国内のショップが逆輸入を行っており、日本国内でも入手が可能です。価格も、通常の電気式の紳士用、婦人用の腕時計とさほど変わらず、機械式腕時計入門におすすめです。

やっぱり心配なのはメンテナンス!

機械式腕時計は普通に使うだけでも時刻を合わせたり、手巻き式のものは竜頭を回してぜんまいを巻いたりといった手間が必要になります。また、長い間使用せずに放置すると、不調になるなど大変な「かまってちゃん」です。それだけでなく末永く使用するためには、オーバーホールが欠かせません。高級腕時計はアフターサービスが手厚く末永く使えることを売りにしているものもあります。しかし、国産の機械式腕時計でも汎用の部品を多く使っていたり町の時計屋さんがデッドストックの部品を保有していたりと、大切に使用する人が多いからかよほどマイナーなものでない限りメンテナンスに困ることはないようです。もちろん修理できないものもありますが…機械式腕時計は日々の愛情がこもったメンテナンスによってコンディションが維持されます。年月を重ねるにつれて「買ってみた一本」が「相棒の一本」となり、あなたの「かけがえのない一本」となるでしょう。

セイコー社が製造販売しているグランドセイコーは同社のフラッグシップモデルで、機械式腕時計の最高傑作のひとつです。